「でき立て豆腐が食べたい」という要望に応えた家電品「とうふすていしょん」が話題を集めている。原料の豆乳とにがりを入れまぜ、スイッチを入れれば12分後には自家製豆腐が完成する。消費のライフスタイルや流通の仕組の変化などでできたての豆腐を食べることが困難になっているなか、豆腐好きにはたまらない製品だ。
豆腐の食感は絹ごし豆腐に近い。口に近付けると大豆の香りがひろがるのが特徴だ。また、オリジナル豆腐が作れるのも醍醐味。抹茶やホウレンソウ粉末、かぼちゃ粉末、柚子胡椒などバリエーションは限りない。
同製品は、(有)田中珍味(本社:北九州市)と福岡工業大学総合研究機構の共同で開発された。大手食品メーカーで技術職を務めていた同社代表が顧客から相談を受けたのがきっかけ。珍味業者がなぜ豆腐、と思うが代表は大手食品メーカーの技術畑出身。相談があれば商品開発に没頭する。「とうふすていしょん」は日本とアメリカで特許を取得している。以前、テレビ番組でも紹介され大きな反響を得た優れものだ。
自宅の米で手軽にパンが作れる「ゴパン」が大ヒットするなど家で作ったできたて食材を楽しむ人々が増えているなか、人気爆発の可能性を秘めている。
<お問い合せ>
(有)田中珍味
北九州市八幡西区春日台2-1-5
電話:093-612-2511
Fax:093-612-3955
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