不動産の競売物件の入札価格の上昇が続いている。「適正価格で落札できれば手離れが早く相応の収益が確保できる」として建設業者やマンション販売業者が流入していた。この結果「応札する業者が20社以上の物件も少なくない」過当競争を招いている。その結果「なかなか利益がでる金額で落とせなくなった」のが実情だ。さらに一般消費者も応札するようになっており落札価格は下がる気配はない。
業界関係者は「これからは撤退する業者も出てくるのでは」と指摘。実際にある業者は「次の展開を考えなければならない」として撤退を示唆している。
新築の供給が停滞する時期に各社の収益源となった競売物件が転機を迎えている。
【鹿島 譲二】
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