スーパーゼネコンと地場ゼネコンの狭間に位置する中堅ゼネコンは、取引金額が膨らむ可能性がある一方で情報収集の面において取引上の判断が難しい場面が多々ある。建設投資が年々縮小するなか、3月の東日本大震災を受けて本格的な復興に向け補正予算が組まれる動きも見られるが、現状では不確定要素が多い。今回、これから存在価値が改めて問われてくるであろう中堅ゼネコン10社をピックアップし、5月に各社が発表した2011年3月期決算をもとに生き残りの可能性について検証する。(売上高順に掲載)
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土木工事分野や医療福祉関連施設を得意とする日本有数のゼネコンとして知名度を持つ。歴史的建造物など官公庁関連などに強みを持ち、とくに医療関連施設に長けており「病院の戸田」としても知られている。堅実な経営を社是とし、自己資本比率は38.2%と高い数値を残している...(⇒つづきを読む)
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