社団法人 日本損害保険協会は、6月21日現在の東日本大震災に係る地震保険の支払件数および金額等について発表した。
同協会によると、受付件数68万6,299件、調査完了件数63万4,966件で支払件数55万4,005件、そして支払保険金計1兆5億9,619万円となっている。保険会社は日本企業と外国企業ともに含まれる。最も支払保険金が高いのは宮城県で、4,813億9,090万円。次いで、福島県1,301億4,876万円、茨城県1,261億752万円。1995年1月に発生した、阪神淡路大震災時は、合計783億円の支払保険金であった。阪神淡路大震災時より10倍以上の地震保険金支払額を見るだけでも、改めて国難レベルの甚大災害であったことと突きつけられる。
【河原 清明】
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