7月のバーゲンシーズンを間近に控え、北九州の商業施設もにわかに活気立っている。とくに、小倉駅周辺に大型店舗を構える井筒屋、コレット、アミュプラザ小倉、チャチャタウン、リバーウォーク北九州デコシティ、I'm(アイム)の6店舗は、共同して広告活動を展開。「小倉への愛を、たっぷりあげる。おねだんは、たっぷりさげる」を合言葉に、地区挙げてのバーゲン商戦を迎えることになる。
このうちコレット・I'm(アイム)・リバーウォーク北九州デコシティはすでにバーゲンに突入しており、残り3店も今週末から参入の予定。従来型の春夏ものバーゲンに加え、節電傾向や猛暑の気配といった様々な要素を詰め込みながら、いかに顧客に訴求できるかが業績の鍵になる。
また、共同広告という広報姿勢も面白い。福岡・天神地区では昨年(2010年)3月、福岡パルコの開店に際し、周辺の百貨店らが一斉に垂幕を掲げたことがあった。好意的なものから挑戦的なものまで各々が趣向を凝らした垂幕であったが、翌年(2011年)3月に開業を控えたJR博多シティという脅威を目の前に、天神地区を共に盛り上げていこうとの強いメッセージが感じられた。実際、パルコ開店時の賑いは凄まじく、周辺施設も消費者も大きな恩恵に浴したようだ。
振り返って、小倉地区は福岡の脅威にさらされて久しい。共同広告に託す小倉地区復活への想いがどれ程のものであるのか、消費者の立場として小倉に足を運び、肌で体感することお勧めする。
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