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浜田和幸氏 特別寄稿「全国の皆様へ」
政治
2011年6月29日 16:34

 28日、浜田和幸総務政務官は、NET-IBへ全国民にあてたメッセージを寄稿した。以下、紹介する。

全国の皆様へ

浜田和幸氏 現在、小生の決断をめぐって、国会内では蜂の巣をつついたような状態になっているようです。マスコミ等では「一本釣りされた」と言われていますが、そんなことでは全くありません。東日本大震災以降の国難的状況を一刻も早く打破するため、党利党略に明け暮れて方向性を見失った国会を覚醒させるため、決死の覚悟をしたということです。そして、それが偽らざる心境です。政治家も国民も今、最もしなければならないことは何かを、今一度自らの頭で考え直し、既成概念に捕らわれないで行動すべき時ではないか、その一念から死ぬ気で一歩前に踏み出したわけです。

 今回の騒動は、6月26日(日)に枝野官房長官から総理の意向として内閣入閣の要請を受けたことが始まりです。その場では、検討させて頂きたいとお答えし、自分の考えを一晩熟慮した上で、翌日の月曜日に参議院自民党の幹部の皆様や仲間たちにご相談させて頂いてから正式にお返事しようと考えておりました。しかし、ご存知のように、小生の意思の確認もなく、一部全国紙の紙面に掲載されてしまいました。ひどく驚きましたが、びっくりしている暇もなく、パニックのような騒ぎとなってしまい、マスコミの方々や関係者の方々から問い合わせが殺到し、親しい方々とご連絡をとる間もないまま、決断を6月27日中に出さねばならない状況になった次第であります。

 多くのマスコミ報道は、あたかも小生がポストに釣られて菅政権の延命に手を貸したように言っていますが、それは誤解も甚だしく、真実はまったく違います。これまでブログやメディアを通して主張してきたように、菅政権に問題があることは重々承知のこと。しかし、批判ばかりしていても事態が一向に改善しないのも、また事実です。苦渋の決断ですが、直接に震災復興を1日も早く進めることができるならと、この度、やむなく離党という決断をせざるを得なくなりました。詳しくは、本日6月28日付けの小生のブログにて述べておりますので、お読み頂ければ幸いです。

 なお、現在、小生は総務大臣政務官として、主に東日本大震災復興対策本部において、国際協力体制を構築し、がれき処理や土壌改良など緊急課題に取り組んでおります。与野党、官民、内外の壁を越えて、大災害を乗り越える道筋をつけるべく奮闘中です。強い日本、誇れる祖国のために死に物狂いで邁進しますので、ご理解、ご支援のほど、宜しくお願い申し上げます。

2011年6月28日
参議院議員 浜田和幸


▼関連リンク
浜田和幸オフィシャルブログ「政治と経済に創造力を」
【特別講演会】浜田和幸氏 東日本大震災後の日本経済と世界動向の未来を読む


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