<三國連太郎さんが高笑い>
今回のエバーライフの人事騒動で関係者の高笑いが聞こえてきそうだ。どうしてか。分限者(金持ち)鍋島邦洋氏がテレビCMへ大盤振る舞いに金を使ってくれた。誰もが今流の言葉で表現すれば鍋島氏周辺は『ウィン・ウィン』の関係が構築されていたのだ。「願わくば、エバーライフさんが広告コストに見合った利益をだしてくればまだ湯水のように金をだし続けてくれていただろう。これは強欲だな」が関係者の本音どころか。
(1)まずは高笑いの大一番手は広告代理店であろう。「本当に良きクライアントさんでありました。『惜しいな』という気持はありますが、この辺りが潮時でしょう」と思っているのではないか!!テレビ局にとっても今時、珍しい奇特なお客様に感謝していることであろう。
一番、高笑いしているのは三國連太郎さんではなかろうか。「いやー、自分のコマシャール出演で老人仲間に元気を与える役割を回してくれてありがとう。こんなに素晴らしい単価を頂きありがとう。もうこんな素晴らしい役回りはこないだろう」と感謝しているのではないか!!鍋島氏に。
<妬みを持った人たちが高笑い>
(2)次の高笑いをしているのは先のオーナー井氏ではないか。「不動産も会社もピークの価値がついたとき売るものだ。永遠にピークが続くものか。こんな簡単な真理を凡人たちは理解不能だ」と呟いている様が想像される。本人は250億円の金を握ったと囁かれたが、最近ではハワイと日本を行ったり来たり。たまに不動産ビジネス投資に時間潰しをされているとか。先見性で大枚(250億円)を握った体現者である。
(3)「鍋島は何もわかっていなかっただろうが」と高笑いしているのが、鍋島氏の元同僚たちである。前述した通りに井オーナー時代には海千山千の傑物たちがいた。それぞれに良芸に秀でていた。権力闘争に長けていた鍋島氏が経営実務の権限を握るに従って彼らは面白くなくなっていく。退社の道を選択した。彼らが下野して「エバーライフの負の体質」を流してきた。結果はOBたちの指摘は「正解であった」となる。鍋島氏も天狗にならずにOBらに饅頭でも食べさせて口を封じ込める分別策を思いつかなかったものか!!
(4)次の高笑い先は資本ファンドの同業者だ。「我々の常識として『通販会社が上場できる可能性は薄い。リスクが高い』という認識がある。本当にエバーライフが上場できると踏んで大金(100億円単位)を投入したのだろうか。これでは出口が封鎖されたに等しい」と見る。厳しい見方というかわれわれ、外部の者でも納得できる見解だ。
(5)それじゃー、鍋島氏本人は失意のどん底なのかというとそうでもないのではないか。本心では「もう2年は社長をやりたかった」と一面もあるが、「欲得もこの程度で良かろう」という中笑いの心境であろう。
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