ガチンコ勝負で俄然面白くなった福岡県議会だが、裏舞台では低レベルな暗闘が繰り広げられている。
2~3日前、ある新人県議が「怪文書が出回っているらしいが、どんなものか知らない?」と逆取材をかけてきたのだが、調べてみたところたしかに存在した。それは怪文書ではなく会員制月刊誌のコピーで、県幹部あたりに「配布」されたのだという。
記事の内容はお粗末で、自民党県議団幹部についての聞きかじった噂や経歴が、これでもかとばかりに書き連ねてあるが、本人の反論やコメントもなし。内容には明らかな間違いもある。
配布した方々を追跡したところ、北九州市選出のN県議やA県議の名前が浮上した。どちらもいわゆる非主流派だが、知事選では懸命に小川洋氏擁立を進めていたとされる。県政事情通は、「県議会冒頭から痛めつけられた小川知事派の反撃やろ。相変わらず姑息な連中やね。Nは福岡市長選で高島を勝たせたのは自分だと思い込んでいるらしいが、市役所のなかではいろんな噂があるよ」。
まさか雑誌のコピー代を政務調査費から支出するような真似はしていないだろうが、下らないビラをまく時間があるのなら、まじめに議会で議論してもらいたいものだ。
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