9日気象庁は、九州北部は「梅雨明けしたと見られる」と発表。平年より10日ほど早い梅雨明けとなり、猛烈な暑さとともに急に夏日がやってきた。
今年の夏は、震災の影響で「節電の夏」ともいわれている。このため、電気量の負担が大きいクーラーの利用を控えて、消費電力の少ない扇風機やウチワを見直す動きが広がっていることはメディアでもたびたび取り沙汰されていた。
とくに扇風機は梅雨の時期から、品薄の気配があったが梅雨明けしたとたん、品切れの状態となり、福岡地区の郊外のホームセンターや家電量販店の扇風機コーナーでは10日、扇風機のほとんどが消えていた。クーラーより高い高額な扇風機や壁掛けの扇風機、簡素なサーキュレーターなどが残っていただけであり、家庭でみる標準的な扇風機は展示品すらなかったのである。各店では「扇風機の入荷は未定です」とコメントしている。
筆者も扇風機を買い求めたが、姿すら拝むことができず、首を振らないサーキュレーターと窓用のすだれで「節電」に挑もうと思う。今年も暑い夏がやってくる。
【道山】
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