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東日本大震災

思い出探し、復興のなかで~現地ボランティアレポート
東日本大震災
2011年7月13日 07:00

 震災から4カ月が経ち、被災地は着実に復興に向かっている。そのため、ボランティア活動にも変化が出ている。

 宮城県石巻市のボランティアセンターでは、7月1日付で災害復興への取り組みとして、新たに「災害復興支援対策課」を新設し、従来の活動とともに仮設住宅などへの「引っ越し支援」や「生活支援」の業務を行なうことにしている。さらに長期化するボランティアの健康管理などを考慮して7月1日から毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)を休業日としている。また、今後は県外からのボランティアの受け入れについてはグループおよび団体のみとし、個人ボランティアの受け入れについては県内の方のみとしている。

写真清掃のボランティア 今回は「写真洗浄ボランティア」を行なった。内容は、震災で流されたアルバムなどの「思い出の品」をできるだけ綺麗な状態にして展示し、持ち主に探し出してもらうというもの。筆者がこの作業を行なったセンターでは、展示期間が7月31日までと迫っており、その後は別の場所で「保管」という形になるとのことだったので、一つひとつ綺麗にするというよりは、できるだけ数を多くこなし、出会えるチャンスを多くすることを意識した。

 平日ということもあるだろうが、センターに来場された方は30名ほど。時間をかけて探していたが、なかなか見つかるものではない。期限を切るということはしなければならないことだが、それまでは諦めずにやっていかなければならない大事な作業だと感じた。

【伊地知 寛】

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