ネットアイビーニュース

NET-IB NEWSネットアイビーニュース

サイト内検索


カテゴリで選ぶ
コンテンツで選ぶ
会社情報

社会

九州電力 社長の進退は「上」に、改善は「外」に
社会
2011年7月15日 07:00

記者会見を行なう眞部利應社長 14日、九州電力(株)(本社:福岡市中央区)の眞部利應社長は、同社内で記者会見を行ない、「やらせメール」事件に関する事実関係の調査結果と今後の対応について説明し、自己の進退は取締役会に委ねると発表した。

 事実関係の調査結果については、副社長と原子力発電本部長が説明番組の周知を部下に指示し、佐賀支店長は具体的な対策を検討するよう部下に指示した。説明番組全体の投稿589件(賛成286、反対163、その他140)のうち、やらせメールを送った社内外の投稿者は合計141名。やらせメールを除けば賛成145となり、反対を下回っていたことになる。

 そして、主な原因については、事の重大性の認識不足、社会常識や倫理観の欠如、アンフェアな行動を抑制するコンプライアンス意識の希薄さがあったと説明。今後の対応(再発防止策)については、社外有識者などで構成される「アドバイザリーボード」を設置し、信頼回復に向けて原因分析や再発防止策の深堀りが行なわれるとのこと。

 つまり九電は、社長の進退ついては「上」(取締役会)に、改善および防止策については「外」(社外有識者)に委ねると公言したようなものである。九州経済界に君臨する超大手企業が自浄能力のなさを自ら認めたと言っても過言ではないだろう。はたして、彼らの言う原発の安全性が信用できるものなのかどうか不信感は高まる一方である。

【吉澤 英朗】


*記事へのご意見はこちら


※記事へのご意見はこちら

社会一覧
日本国家"根源的変革"の処方箋シリーズ
2012年11月25日 07:00
日本国家"根源的変革"の処方箋シリーズ
2012年11月24日 07:00
日本国家"根源的変革"の処方箋シリーズ
2012年11月23日 07:00
日本国家"根源的変革"の処方箋シリーズ
2012年11月22日 16:42
「自爆民主党解散」シリーズ
2012年11月21日 15:20
イベント情報
2012年11月19日 14:00
NET-IB NEWS メールマガジン 登録・解除
純広告用レクタングル

2012年流通特集号
純広告VT
純広告VT
純広告VT

IMPACT用レクタングル


MicroAdT用レクタングル