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東日本大震災

仙台 駅と空港、それぞれの今~現地ボランティアレポート
東日本大震災
2011年7月15日 10:12

被害の影響が残る仙台駅 仙台駅近くに宿をとっているが、同駅および周辺を歩くと震災の影響はあまり見られない。「がんばろう東北」と書かれたのぼりや復興支援キャンペーンなどの広告ポスターは貼ってあり、ここが被災地であると認識させてくれるが、それ以外は綺麗な街といった印象である。
 仙台駅は、同方向2つのエスカレーターの片側が停止にしてあったり、あまり冷房が効いていない場所があったりと節電を行なっている。電車も節電で本数が削減されており、インターネットの時刻表サイトで検索してその時間に待っていても、電車が来ないこともあるので注意が必要だ。

 一方、仙台空港だが、こちらは地震・津波の被害は甚大で、空港内および周辺の復旧にはまだまだ時間を要する模様。空港周辺は現在復旧作業を行なってはいるが、未だ手付かずの場所が多い。空港内は一部の場所の使用に留まっており、そこに暫定ターミナル施設を作り対応している。
 現在、国内線の運航は一部再開していたが、7月25日より国内定期便が再開される。しかし空港内および周辺の交通機関が本格復旧しておらず、とくに仙台空港と仙台駅をつなぐ「仙台空港アクセス鉄道」の復旧が遅れているため、バスや車(タクシー)での移動が中心となり、アクセスで多少の不便が生じる。

止まったままの仙台空港アクセス鉄道

 しかし、空と陸の両方が揃い、観光地としての仙台をもっとアピールすることができれば復興は少しでも加速するのではないだろうか。


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