15日、九州最大の日本語学校、西日本国際教育学院の留学生およそ270人が、福岡市博多区のアサヒビール博多工場を見学した。
このビール工場見学は、当学院の夏の恒例行事となっており、この日はクラスごとに2年生が参加した。見学コースでは、ビールの原料となる麦芽を実際に手で触ったり、食べてみたり、一日に350ミリリットル缶で、310万本が作られるという製造ラインでは、歓声をあげたりして、およそ1時間半の見学を楽しんでいるようだった。
アサヒビール博多工場は、アサヒビールが国内に持つ9つの工場のなかで2番目に古く、年間7億2,000万本(350ミリリットル缶換算)を生産している。工場見学には年間およそ17万8,000人が訪れ、そのうち約半数が外国人となっている。
留学生たちには最後に出来立てのビールをふるまわれた。中国人留学生のひとりは、「見たことないものばかりで大変勉強になったし、ビールもとてもおいしかった」と話し、貴重な体験に満足した様子だった。
【杉本 尚丈】
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