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東日本大震災

「物干しに手が届かない!」~被災地の仮設住宅
東日本大震災
2011年7月19日 17:24

 東日本大震災の被災地において、仮設住宅の設計上の問題で、一部の被災者が不自由な思いをしている。具体例をあげると、玄関の段差が高く庇(ひさし)が短い、縁側がなく物干しに手が届かない、収納スペースがないなど。とくに高齢者にとっては、生活に支障を来すだけではなく、事故発生の原因になり得るものもある。

設置された屋根付き縁側 宮城県の南三陸町で、被災者への支援活動を行なっている宮城復興支援センター登米支部では、仮設住宅の設備を改善していく活動に取り組んでいる。同支部で約1カ月間、支援活動に従事したNGOフリーピース(福岡市博多区)の宮城出張所・本山貴春所長によると、被災者からの改善の要望は多く、ひさしの拡張、縁側や棚の設置などを、もともと大工業を営んでいたボランティア・スタッフが中心となって行なっているという。

 「物干しの上には屋根がなく、雨が降った際、お年寄りの方があわてて洗濯物を取り込もうとして事故におよぶ可能性が非常に高いです」(本山氏)。安全性の点から、早急に改善処置すべき問題ではないだろうか。

【山下 康太】


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