昨年、九州で最も売上が高かった化粧品通販の(株)悠香（福岡県大野城市、中山慶一郎社長）が正念場に立たされている。NET-IBでも再三報道を繰り返してきたとおり、悠香は自社商品『茶のしずく』による危害が相次ぎ、自主回収に踏み切った。

　さらにその後の対応が後手に回ったことで、事態の深刻化を招いている。被害者への対応がまちまちだったり、コールセンターの相談回線がパンクしたり、社内は混乱を来している。自主回収の最中、東京で開催されたイベントで、同社の中山社長が成功談をスピーチするなど、経営姿勢に批判が集中している。企業の社会的責任（Corporate social responsibility）とは何か――。本稿では被害者の緊急座談会を開催し、自主回収問題が残した傷あとから見えてくる課題を探る...（⇒つづきを読む）

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