福島県の特定の農家で放射性セシウムに汚染された稲わらを餌として与えられていた肉牛が全国に流通している問題で、北九州市は汚染された可能性のある牛肉が北九州市内でも販売されていた事実が判明したと公表した。
それによると、汚染の疑いがある牛肉(個体識別番号「10370-32156」)は、今年(2011年)6月17日から19日までの3日間、「チマキング陣原店」(北九州市八幡西区)で「牛肩ローススライス約300g入り」として販売されていたという。
「チマキング陣原店」を経営する(有)くるめチマキヤ(本社:福岡県久留米市)は7月1日に任意整理に入っており、これを受けて同店も閉鎖された。
なお北九州市では現在、固体識別番号「12512-29240」、「12517-33440」の牛肉について流通先などの調査を進めている。また、各家庭で保管している牛肉が該当する場合は、北九州市保険所に連絡するように呼びかけている。
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