フジランドグループの福岡フジランドビルは現在リニューアル工事が進み内装を一新させている。また、モニュメントを置き、照明や内装のデザインもイメージを変えるなど大きく様変わりした。
1958年(株)フジランドは、フジサンケイグループの一員として誕生。「箱根彫刻の森ホテル」やグループの施設の運営を担当、今ではグループだけではなく民間企業や地方自治体からレストランや保養施設などの福利厚生施設を任され、多岐にわたる事業展開を行なっている。
(株)フジランドの不動産事業部に属する福岡フジランドビルは、福岡市の昭和通りに面し、天神地区へ徒歩数分の距離に位置している。地下鉄では中洲川端駅が近く、九州地区最大の歓楽街中洲も目の前である。その利便性のよい同ビルがエントランスをはじめ、ビル内の内装を一新した。
2010年10月からの工事は、まず3基あるエレベーターを最新型に変更することから始まった。その後エントランスの大がかりな改修工事を経て、壁はツートンカラーの基調となりデザインを一新。照明はLEDに変更、間接照明を主体とした柔らかな光がエントランスを包む。カラーガラスもイメージチェンジにひと役買っている。
現在、工事は各フロアーに移っており、今年(11年)12月にはビル内すべての工事が終了する計画だ。なお、この内装工事は、約2億円の予算を組んで行なわれている。同ビル管理事務所の古賀所長は「やろうと切り出したのは私ですが、今回のリニューアル工事は歴代の所長が温めてきた10年来の計画です。なぜこの不況の時期に?と周囲から言われましたが、安全確保と時代に合わせたリニューアルは必須と感じていましたから」とコメント。
今回のリニューアルの目玉はエントランスにモニュメントを置いたことだ。「招き人」と称されたこのモニュメントは福岡県出身の芸術家・池松一隆氏の作品で独自のデザインが目を引く。8月4、5日には、リニューアルを記念して内覧会が行なわれる予定である。
【道山 憲一】
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COMPANY INFORMATION
株式会社フジランド
本 社:東京都千代田区平河町2丁目7番1号
創 立:昭和33年9月1日
資本金:11億円
福岡フジランドビル
福岡市博多区中洲中島町2-3
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