26日、黒崎播磨(株)(本社:北九州市八幡西区、浜本 康男社長)は子会社であるTRL KROSAKI REFRACTORIES LIMITED(以下「TKRL」)の主力工場であるベルパハール工場(インド オリッサ州)内に、マッド(高炉の出銑口の閉塞用に使用する粘土状の耐火物)の生産プラントを建設すると発表した。インド国内での鉄鋼生産拡大に伴う耐火物の需要を捉えるため。
黒崎播磨は5月31日に、インド国内最大の耐火物メーカーであるTATA REFRACTORIES LIMITED の株式を51%取得し子会社化、社名をTRL KROSAKI REFRACTORIES LIMITED に変更していた。
また同プラントについては、これまでインド国内における耐火物メーカーで黒崎播磨の出資先であるIFGL REFRACTORIES LIMITED と合弁会社を設立し具体化を検討していたが、今回のTKRL でのマッドプラント建設にともない、同合弁会社は清算する予定としている。
<マッドプラントの概要>
投資額 :約2億インドルピー
生産能力:18,000t/年(3シフト)
生産品種:タール系マッド、レジン系マッド
操業開始:2012年9月(予定)
<TKRL 概要>
名 称 :TRL KROSAKI REFRACTORIES LIMITED
本 社 :インド共和国ウェストベンガル州コルカタ
資本金 :2億900万インドルピー
出資比率:黒崎播磨51%、TATA STEEL LIMITED グループ26.5% 他
売上高:約100億インドルピー(2011年3月期)
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⇒黒崎播磨株式会社
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