「休日1,000円高速」が2011年6月19日で終了したことにより、各地の車による移動が大きく減少している。「休日1,000円高速」は、リーマンショック後の経済が悪化したときの景気刺激策の一環として09年3月28日に導入されたもので、当時は「環境に悪い」「なぜ土日だけ」「自動車の渋滞を増やす」「他の公共交通機関が潰れる」といった批判があったものの、人の移動を増やすことには成功し、観光地などは賑わいを見せたところも多かった。
実際に休日の太宰府インター辺りは午前中から車の量が増え、連休ともなると渋滞を起こしていたほどだった。ところが、終了後の26日や7月の連休時にはそこまでの渋滞は起きていなかった。明らかに車での移動が減少したのを目の当たりにすることができた。
この影響からか、ガソリンスタンドの利用者も減少しており、あるガソリンスタンドは「このままではやっていけない。商売を考えなければいけない」と頭を抱えている。実際に閉店を余儀なくされた話も聞かれるなど、ガソリン消費も減少しているようだ。
【石崎】
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