190センチを超える長身から投げ下ろす150キロ台のストレートで、多くの野球ファンを魅了した、かつての日本最速投手・伊良部秀輝氏が米国ロサンゼルス近郊の自宅で死亡していた。享年42歳。CNNでは、地元警察が検視などの結果から自殺と断定したと報じられている。
伊良部氏は尽誠学園高校(香川県)から1988年にドラフト1位でロッテに入団。その後、大リーグ・ヤンキースを経て03年、阪神タイガースへ入団し、リーグ優勝に貢献。日米通算106勝を挙げた。現役時代の伊良部氏は剛速球投手のイメージであるが、実はデータに基づいた独自の野球理論で知られ、その投球フォームは精密機械のようであったことは関係者の間ではよく知られている。
引退後は米国に渡り、うどん店を経営するなどしたが、野球への想いが立ちきれず独立リーグに入団したがシーズン途中で引退していた。
【新田 祐介】
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