民主党代表選に立候補の意向を示した海江田万里経済産業相が、経済評論家時代に安愚楽牧場の雑誌広告に何度も登場し、自身も安愚楽牧場の和牛オーナーであることが、22日に発売された週刊誌「AERA」の報道により、明らかになった。
同誌によると海江田氏は、連載中の雑誌のコラムで、安愚楽牧場を投資の推奨商品として、熱心に紹介していたという。
名が売れた経済評論家が推奨する商品となれば、信頼度は格段に向上する。海江田氏が「広告塔」となったことで、安愚楽牧場とオーナー契約を結んだ債権者も少なくないだろう。実際、被害者弁護団の紀藤正樹弁護士のブログに寄せられた債権者のコメント欄には、「海江田氏の記事を読んで、安愚楽牧場を信頼した」といった書き込みも寄せられている。
オーナーでもあった海江田氏は、安愚楽牧場の破綻に関して何を思ったのだろう。物議をかもしたあの国会での"号泣"は、安愚楽牧場の件も一因になっているかもしれない。また、政治団体や宗教団体が、東日本大震災後に多数解約したという、債権者の情報もあるが、海江田氏はどうだったのだろうか。
次期首相候補の過去の汚点? が早くも見つかった。大型倒産だけに、もし同氏が次期首相になった場合、安愚楽牧場との関係を国会で追及される可能性は高い。
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