17日、福岡県警は、偽造された収入印紙が換金される事件が福岡県内で6月以降に13件発生し、金額にして246万円におよんでいることを公表した。被害に遭ったのは北九州、飯塚、田川、福岡の金券ショップ計5軒で、持ち込まれた偽造印紙は287枚。見つかった偽造印紙には、表面の印刷が不鮮明な点や裏面の粘着部分が不均一な点などの特徴があるという。
偽造された収入印紙が持ち込まれる事件は従来から散発しており、近年では2008年頃に大量に発見された事例が報告されている。背後には海外の偽造グループや密輸グループ、国内の暴力団の関与が指摘されているが、今回見つかった偽造印紙は印刷精度の面で08年当時のものより劣っているとのこと。
同様の被害は14都府県におよんでおり、各県警は金券ショップなどに対して持ち込み人の身元確認の徹底を呼び掛けている。
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