青少年の更生支援を後押しする非行少年更生支援ネットワーク(事務局:七燈法律事務所内、担当:知名健太郎定信弁護士、TEL:092-731-0710)は、9月6日(土)、あいれふホール(福岡市中央区舞鶴)で、講演会とトークライブを行なう。
『君の笑顔に会いたくて~ DJ保護司から見た若者たちの姿~』と題された講演会には、東京・仙台を中心にシンガーソングライター・DJ・作家として活躍し、保護司でもある大沼えり子氏が登場。彼女の取り組みは「ガラスの牙」(JNN系、2007年放映)としてドラマ化され大きな反響を呼んだことから、ご存知の方も多いのではないだろうか。
講演では、大沼氏が日々の活動を通して感じた子どもたちの現状と支援の在り方に加え、東日本大震災後の子どもたちの現状についても報告がある。また、講演会の後は、福岡で非行少年の更生支援活動を行なう諸団体を迎え、トークライブも行なわれる。参加費は無料。詳細は以下のパンフレットを参照。
【田口 芳州】
<日 時>
9月6日(火) 午後6時30分~午後9時
<場 所>
福岡市健康づくりセンター10F あいれふホール
(福岡市中央区舞鶴2-5-1)
<参加費>
無料
<対象者>
青少年の幸せを願うすべての人
<お問い合せ>
TEL:092-731-0710
(七燈法律事務所内、担当:知名)
大沼 えり子氏
大学在学中にDJを始め、卒業後、東京、仙台を中心にシンガーソングライター、DJとして活躍。結婚後、嫁ぎ先の割烹で若女将の仕事をこなしつつ保護司として活動を始める。保護司としての活動は、2007年に『ガラスの牙』としてドラマ化されている。少年たちの更生を願い,東北地方にある少年院に向けた院内放送番組「カントリーボーイ」をDJ.Rosyとして制作し、送り続けている。少年たちの更生と自立を支援する施設を運営するNPO法人「ロージーベル」理事長。『君の笑顔に会いたくて』(ロングセラーズ)など著書多数。
<トークライブ参加者(50音順)>
工藤 良氏
特定非営利活動法人田川ふれ愛義塾理事長
暴走族「極連會」の総長をつとめるなど,非行に走っていたが、22歳のときに覚せい剤で逮捕されてからは一転し、かつての暴走仲間とボランティア活動を始める。2006年、非行少年などを受け入れる「田川ふれ愛義塾」を設立し、09年に更生保護施設として認可を受け、現在も少年の更生のため日々活動を続けている。著書に『逆転のボランティア』(学研)。
野口 義弘氏
非行少年更生支援ネットワーク
1995年に協力雇用主を登録。自らが経営する(有)野口石油の3か所のガソリンスタンドで、87人の非行少年を受け入れてきた実績をもち、2010年に設立された福岡県連合協力雇用主会の会長も務める。11年には、「非行少年更生支援ネットワーク」を立ち上げ、非行少年を受け入れてくれる事業所の拡大に尽力している。
橋山 吉統(よしのり)氏
福岡こどもシェルター設立準備会代表、弁護士(福岡清新法律事務所)
弁護士として少年非行や児童虐待の問題にかかわるなかで、多くの子どもたちが、行き場もなく、不安定な生活を日々強いられている現実に直面してきました。こうした子どもたちに、子どもの権利条約で保障された「安心して生活できる場所」を提供するため,福祉関係の方々と協力して、2012年に福岡初の子どものシェルターを開設することを目指して活動しています。
吉永 拓哉氏(コーディネーター)
セカンドチャンス!
少年院を経験した若者たちは「人生の負け組ではない!」という信念のもと、少年院当事者のサポートをやっています。当事者にとって大切なことは,ご自身の経験を人生のプラスに転換させることです。私も少年院当事者です。同じ経験をしたからこそわかり合える仲間になれる。いつでも連絡を下さい!
メール:takubra@hotmail.com(吉永拓哉)
*記事へのご意見はこちら
※記事へのご意見はこちら