10年間で4,000人超の教育研修、50社以上の経営コンサルティング実績をもつ(株)ハッピーライフ(福岡市西区)代表取締役の小川雅之氏は、今年(2011年)3月に独立したばかり。そして7月26日、新刊『「ワクワク経営」成功の7つのステップ』(セルバ出版)を上梓した。
小川社長はこの本に、現場での実践から導かれた経営改善の原理原則を凝縮。ほとんどの経営者が抱えている「業績が上がらない」「理念、社長の考えが浸透しない」「人が育たない」という共通の悩みを解消し、厳しい経営環境のなかでも社会・顧客から必要とされる、社員が誇りを持てるホンモノの会社をつくるための本質、王道をわかりやすく解説している。
「ハッピーライフという社名は、文字通り1人でも多くの人に幸せな人生を送ってほしいという思いから名付けました。著書では『当たり前のこと』しか書いていないかもしれません。しかし、その『当たり前のこと』ができていない企業が大半なのです」と小川社長は指摘する。
地場大手家電量販店の店長時代に、業績不振店の再建を手がけるなかで経営と現場管理の基礎を学んだ。その後、コンサルティング会社に転職し、多くの中小企業の現状を目の当たりにしてきた。
「とくに事業承継の問題とホンモノ・ニセモノの人材の問題があることに気づきました。前者は60人くらいの企業で、後継者である子息に厳しくしすぎてうつ病になってしまったケース、後者は20人くらいの企業で、口ばかりの幹部候補が組織発展を阻害していたケースです。前者は社長独断の社風を幹部中心に移すことで解決し、後者は幹部候補だった部長が実力を試されたことで自ら辞職し、その下の人望の厚い課長が引き上げられたことですごく組織が良くなりました」(小川社長)。
これからは"志"本主義の時代が来ると提言する小川社長は「日本企業は欧米の産業の良いところ、最終形だけを真似て過程を軽んじていた傾向があります。人材教育にしても真っ先に予算が削られますが、それは経営に覚悟がないからではないでしょうか。中小企業の場合、会社の行く末を決めるのはやはり何といっても経営者の"志"です。そしてそれを支えるのが"人"なのです」と、語る。
<テーマ>
社長の悩みを解消!大変革時代の「生き残り戦略」セミナー
<講 師>
(株)ハッピーライフ 代表取締役 小川 雅之
<日 時>
2011年9月6日(火) 18:30~21:00(受付18:00~)
<会 場>
アクロス福岡 601号室(福岡市中央区天神1-1-1)
<対 象>
経営者、経営幹部
<定 員>
30名
<料 金>
5,000円(税込、新刊『「ワクワク経営」成功の7つのステップ』プレゼント)
URL:http://www.happylife-fukuoka.com/
TEL:092-407-6980
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