<北九州銀行の誕生までの経緯<18> 山口銀行の北九州への進出(6)>
富樫直記氏の「リテール・ユニバーサルバンキングの時代の到来」(表題)の一環として立ち上げたカード事業の「ワイエムセゾン(株)」(2007年8月29日設立)は、現在休眠会社となっている。もともとセゾングループは下松市にスーパー西友周南店があるだけで山口県には馴染みは薄かったと言える。
山口FGの定時株主総会資料の「企業集団の主要な営業所などの状況」の(イ)銀行業には山口銀行、もみじ銀行。(ロ)その他の事業には「ワイエム証券」、井筒屋ウィズカードの名はあるが、「ワイエムセゾン(株)」の名は載っていない。
山口FGが、「ワイエムセゾン(株)」設立からわずか4年も経ずしてその営業活動を停止したことは、「経営トップの責任を問われる事態」(銀行関係者)と、言われている。
【北山 譲】
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