(株)鶴田工業
業績が大幅下落、事業の再構築は?
(株)ジパング
裏口上場の疑いをかけられる
■不動産売買(福岡)/福岡都市基盤開発(株)
販売不振 破産手続申請準備中 負債総額 約1億9,000万円
代 表 : 小池 満
所在地 : 福岡市中央区天神3-10-27
設 立 : 2003年4月
資本金 : 1,000万円
売上高 : (08/3)3億1,052万円
8月5日、同社は事業を停止し、破産手続申請の準備に入った。担当は大原圭次郎弁護士(大原法律事務所、福岡市中央区赤坂1-7-5、電話:092-781-6671)ほか1名。負債総額は約1億9,000万円が見込まれる。
■樹脂製品卸売(福岡)/九州ナニワ(株)
【続報】債権者判明 負債総額 約2億1,700万円
代 表 : 秦 寿善
所在地 : 福岡県飯塚市菰田西3-58-2
登記上 : 福岡県飯塚市堀池284
設 立 : 1980年10月
資本金 : 1,000万円
売上高 : (10/8)約5億9,000万円
弊誌7月4日号「モルグ」にて既報の同社の債権者が判明した。同社は8月23日に福岡地裁飯塚支部より破産手続開始決定を受けていた。申請代理人は古賀和孝弁護士(古賀・西村・花島法律事務所、福岡市中央区大名2-2-26、電話:092-715-1126)。破産管財人は古本栄一弁護士(古本法律事務所、福岡県飯塚市吉原町6-1、電話:0948-
26-1200)。負債総額は約2億1,700万円が見込まれる。
■貨物海運(宮崎)/須賀海運(有)
受注不振 破産手続開始決定 負債総額 5億5,590万円
代 表 : 須賀 敏光
所在地 : 宮崎県日向市竹島町1-15
登記上 : 熊本県上天草市大矢野町維和160
設 立 : 1973年5月
資本金 : 500万円
売上高 : (10/9)約1億7,500万円
8月10日、同社は宮崎地裁から破産手続開始決定を受けた。申請代理人は、小城和男弁護士(小城和男法律事務所、宮崎市旭1-7-12、電話:0985-22-1466)。破産管財人は、郷俊介弁護士(郷法律事務所、宮崎市旭1-6-17、電話:0985-24-6108)。負債総額は5億5,590万円が見込まれる。
■消費者金融(神奈川)/(株)SFコーポレーション〔旧・三和ファイナンス(株)〕
過払金請求 破産手続開始決定 負債総額 約1,897億円
代 表 : 日置 真
所在地 : 神奈川県横浜市港北区新横浜2-5-14
設 立 : 1975年1月
資本金 : 10億2,000万円
同社は、8月26日に東京地裁に破産手続を申請、同日に破産手続の開始決定を受けた。申請代理人は髙井章光弁護士(須藤・髙井法律事務所、東京都千代田区有楽町1-5-1、電話:03-3519-7800)。破産管財人は鈴木銀治郎弁護士(隼あすか法律事務所、東京都千代田区霞が関3-2-5、電話:03-3595-7070)。専用のコールセンター((株)SFコーポレーション破産管財人執務室、電話:045-477-3710)。負債総額は約1,897億円が見込まれる。
■特集・安愚楽牧場倒産、その波紋
飛び交う怒号や罵声 嵐の債権者説明会
8月19日、(株)安愚楽牧場の債権者説明会が、東京・両国国技館で開催された。雨足が強いなか、会場には1,000人を超える債権者が訪れた。同説明会は非公開で実施されたのだが、データ・マックスでは債権者の協力のもと、詳細情報を入手することに成功。以下、レポート記事として紹介する。
○東電が補償しろ!!
○騙しただろ!!
○解約は何人なんだ!!
○私も被災者です!!
○どう考えても詐欺!!
○計画倒産なのでは!!
○債権者に情報格差
■特集・安愚楽牧場倒産、その波紋
公正な会計慣行に抗う決算書 会社法に違反か
(株)安愚楽牧場の30年の歴史を積み重ねてきた貸借対照表。2011年3月期は総資産額655億円、負債総額619億円、純資産額35億円(うち資本金3,000万円)。自己資本比率5.3%、借入金依存割合8.2%。総資産の大きい事業規模に比べて資本金が少なく、借入金依存割合も低い。反面、他の負債金額が大きく、債権者に寄りかかっている状態を反映している。
○税法の問題ではない アンバランスな資産縮小
○直近決算で異常な資金減 決算の適正性検証が急務
■特集・安愚楽牧場倒産、その波紋
畜産王国にも衝撃走る 宮崎県における実態
畜産王国と言われる宮崎県だが、昨年4月から家畜伝染病口蹄疫の発生で大ダメージを受けた。また、口蹄疫終息から1年が過ぎようとしていた矢先の8月10日、皮肉にも口蹄疫発症の届出を遅らせ、口蹄疫拡大の基にもなったとも言われている(株)安愚楽牧場が破綻したことが明らかになった。これにより、畜産県である同県にも衝撃が走った。
○感染拡大元を否定 裁判訴訟が続く
○1993年に宮崎に進出
○殺処分による保証金88億2,330万円受ける
○オーナー制度利用者は宮崎県内で210人
■特集・安愚楽牧場倒産、その波紋
出資金を高配当に充てた安愚楽牧場の自転車操業
企業アーカイブ
社会問題になった「和牛オーナー商法」の"最後の砦"と言われた安愚楽(あぐら)牧場(栃木県那須塩原市、三ヶ尻久美子社長)が8月9日、東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。負債総額は4,330億円。三ヶ尻社長は「福島第1原発事故の影響で、オーナーの契約解除が相次ぎ、資金繰りが急激に悪化した」と債権者に説明したと報じられている。しかし、昨年、宮崎県で発生した口蹄疫問題や、今年の福島第1原発の放射能漏れ事故は、経営悪化のきっかけにすぎない。経営破綻は、和牛を高利回りの金融商品にしたビジネスモデルそのものに原因があった。
○高利回り商品に小金持ちが群がった
○摘発が相次いだ「和牛オーナー商法」
○市場実勢を上回る高値取引
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