7日、黒崎播磨(株)(本社:北九州市八幡西区、浜本 康男社長)は、7月26日に公表したマッドプラント新設に引き続き、TRL KROSAKI REFRACTORIES LIMITED の主力工場であるベルパハール工場(インド オリッサ州)内で、SNプレート等溶鋼流量制御用耐火物(主に鉄鋼生産における取鍋・連続鋳造設備での溶鋼流量制御に使用する耐火物)の製造プラントの能力増強を決定したと発表した。
理由について、現状の生産能力300t/月に対し、販売実績が生産能力を大きく上回る(400t/月)状況にあることや、今後のインド国内における鉄鋼生産拡大に伴う同製品の需要増大が見込まれるためとしている。
なお黒崎播磨は、5月31日にインド国内最大の耐火物メーカーであるTATA REFRACTORIES LIMITED の株式51%を取得し子会社化、社名をTRL KROSAKI REFRACTORIES LIMITED に変更している。
<能力増強投資の概要>
投資額 :約7億万インドルピー
生産能力:約8,000t/年(現状能力3,600t/年)
生産品種:SNプレート等溶鋼流量制御用耐火物
操業開始:2013年9月(予定)
※参考 TRL Krosaki 概要
名 称 :TRL KROSAKI REFRACTORIES LIMITED
本 社 :インド共和国ウェストベンガル州コルカタ
資本金 :2億900万インドルピー
出資比率 :黒崎播磨51%、TATA STEEL LIMITED グループ26.5% ほか
売上高 :約100億インドルピー(2011年3月期)
▼関連リンク
⇒黒崎播磨株式会社
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