「また発砲事件か」と、直方市中泉地区に住む女性は声を落とした。7日早朝、直方市で発生した発砲事件を受けて、同市内の全小中学校は、一斉下校を行なうなど、生徒の安全確保の対応に追われた。
狙われたのは市内の建設会社・田代建設(株)の社長の車だ。取材によると、田代社長は前を走っていた軽自動車とトラブルとなり、車を路肩に停車。軽自動車から男が降りてきて口論に発展したという。その際に車のボンネットに発砲された模様。その後、かかる軽自動車と見られる車両が燃やされているのが発見された。状況を見るに、偶発的に発砲したのではなく、当初から田代社長の車を狙っての犯行と見るのが妥当であろう。
事件発生時間は午前7時半頃。前出の女性は「もし、通学途中の子供たちが巻き込まれたら...」と、おびえた表情で語った。また、「事件の背景に何があるのかはわからないし興味もないが、一般人に与える影響は計り知れないことだけは知って欲しい」と、まだ分からぬ犯人への怒りを打ち明けた。
【発信!北九州】
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