既報の上海最先端レポートによると、上海森ビルは空室が埋まらずに小売に踏み切り、中国の不動産大手企業などにフロアごと売却していたことがわかった。
中国の建築バブル崩壊の兆候とも受け止められる事態だが、国内の不動産関係者によると、オフィスビルのフロア売買は、どうやら日本でもすでに行なわれているらしい。
不動産大手企業の営業担当によれば、通常は表に出ず、めったにないことだが、交渉次第で売却に至ることもあるという。六本木ヒルズについても、森ビルの関連会社であるリートファンドが、フロアごと買い取っているという話を聞いたことがあるそうだ。
森ビルに六本木ヒルズのフロアの売買があったのか確認すると、否定も肯定もせず、明言をさけたが、交渉次第では売買も不可能ではないことを匂わせた。
上海森ビルのようなセールではないにせよ、IT企業がこぞって集まり「バブルの塔」と言われた六本木ヒルズでも、秘密裏にフロア売却が行なわれているようだ。
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