12日、(株)トランスジェニック(本社:熊本市、福永 健司社長)は、同社の基幹技術「高親和性抗体作製技術 ― GANP®マウス技術」に関連する基本特許が、中国において成立したと発表した。
今回、中国で成立した特許は、熊本大学大学院生命科学研究部 阪口薫雄教授らにより発明された同技術を広くカバーする特許。
また同技術に関する特許は、すでに中国で一部成立しているほか、米国、欧州、日本、オーストラリア、韓国でも成立している。
なお、これによる本年度連結業績への影響は軽微であり、業績予想には変更はないとしている。
※参考:GANP®マウス技術
GANP(Germinal Center Associated Nuclear Protein)とは、熊本大学 阪口薫雄教授らにより発見された遺伝子で、抗体を産生するB細胞で発現している。
GANP®マウス技術とは、このGANP遺伝子を過剰に発現させたGANP®マウスを用いて抗体を作製する技術。GANP®マウスで得られる抗体は、親和性や特異性の高いことが特徴で、診断薬や抗体医薬の開発への展開が可能。
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