下関市は、下関市立中央病院の医業未収金の一部につき、東京の法律事務所に回収業務を委託する方針を市議会文教厚生委員会に報告した。委託業務の期間は2011年12月から12年3月までを予定しており、対象金額は約2,600万円。回収金の35%を委託費として支払う。
09年度の病院事業決算状況(総務省調べ)によると、同院は病床数430の総合病院。明治初期に市立高尾病院として開設されて以降、100年を超える歴史を持つ。しかし、他の公立病院と同様に経営状況は厳しく、医業収益約65億6,512万円に対しして経常損失は▲6億8,789万円。累積欠損金は76億7,270万円にのぼっている(いずれも09年度)。
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