九州スターツ(株)
赤字基調
セゾン(株)
業績低下に歯止めかからず
■看板設置工事（福岡）／(株)協和工芸社
採算割れ 破産手続申請準備中 負債総額 約２億円
代 表 ： 柴田 和正
所在地 ： 福岡市博多区那珂1-12-9
設 立 ： 1958年11月
資本金 ： 1,000万円
売上高 ： （10/5）１億4,378万円
９月12日、同社は事業を停止し、破産手続申請の準備に入った。担当は芦塚増美弁護士(芦塚法律事務所、福岡市中央区大名2-2-50、電話：092-752-1243)。負債総額は約２億円が見込まれる。
■土木遮水シート施工（福岡）／西日本シート工業(株)
受注不振 弁護士一任 負債総額 約１億5,000万円
代 表 ： 森園 英樹
所在地 ： 福岡市早良区重留6-17-26
設 立 ： 1989年４月
資本金 ： 1,000万円
売上高 ： （10/3）約１億8,500万円
同社は、９月１日、再度の決算不調に陥り、事後処理を弁護士に一任した。担当は、渡邊洋祐弁護士（渡邊洋 法律事務所、福岡市中央区大名2-8-17、電話：092-737-7500）。負債総額は約１億5,000万円が見込まれる。
■管工事ほか（大分）／(株)三信工業
【続報】債権者判明 負債総額 約７億9,200万円
代 表 ： 桑原 和博
所在地 ： 大分市田室町9-38
設 立 ： 1956年９月
資本金 ： 7,000万円
売上高 ： （10/10）24億2,971万円
弊誌９月８日号「モルグ」にて既報の同社の債権者が判明した。同社は、９月２日に大分地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全監督命令を受けていた。申請代理人は岩崎哲朗弁護士（弁護士法人アゴラ、大分市千代町2-1-23、電話：097-537-1200）ほか５名。監督委員は内田健弁護士（内田・阿部法律事務所、大分市城崎町2-1-5、電話：097-534-5514）。負債総額は約７億9,200万円。
■生コンクリート製造ほか（大分）／(株)木村組
受注不振 破産手続申請準備中 負債総額 現在精査中
代 表 ： 木村 憲一
所在地 ： 大分市大字佐賀関1380-2
設 立 ： 1969年８月
資本金 ： 3,800万円
売上高 ： （10/8）約３億5,000万円
９月10日、同社は事業を停止し、破産手続申請の準備に入った。担当は鳥越徹弁護士（弁護士法人鳥越法律事務所、大分市荷揚町6-16、電話：097-536-0567）。負債総額は現在精査中。
■検証・企業破綻
熊本生鮮市場の経営破綻 予兆なしの倒産に取引先も困惑
(株)進栄フーズ
熊本県内の食品スーパー２社が８月31日をもって事業停止し、破産手続きに入った。１社は熊本県内で「熊本生鮮市場」を５店舗展開する(株)進栄フーズと、生鮮ディスカウントスーパーの鮮ど市場のFC店（人吉店）を運営していた(株)三河屋（本社：熊本市昭和町22-6、宮田澄孝社長）の２社。両社ともとくに支払い遅延は聞かれず、何の前触れもなく経営破綻に至っている。そのため、取引先は「完全にノーマークだった」「まさかこんなに早く破綻するとは」と落胆する。今回はとくに影響の大きかった進栄フーズの倒産を追った。
○熊本生鮮市場はピーク時10店舗
○倒産の兆候はなかったのか
○予兆なき倒産が増えている現状
■検証・企業破綻
安値受注と業界再編の煽り 破綻処理に奔走する発注業者
オールサッシ販売(株)
愛知県名古屋市に本社を構え、東京以西で相応のシェアを誇ったビル用サッシ販社のオールサッシ販売(株)。同業他社に「勝負にすらならない」と言わしめた圧倒的な価格競争力で、消耗戦を挑むがごとき安値受注に走っていたが、８月30日付で自己破産を申請。結果、ゼネコンを含む多くの取引先が、事後処理に追われることとなった。
○新日軽とともに歩んだサッシ販社
○「時間の問題」「既定路線」との声も
○事後処理に追われるゼネコン各社
■検証・企業破綻
名門企業の破綻に同業他社が無念さを滲ませる
(株)三島設計
福岡県内屈指の設計事務所が破綻―(株)三島設計が8月16日に福岡地裁より破産手続開始決定を受けた。負債総額は約１億5,000万円。福岡県内の数々の代表的な建築設計を手がけ、業界内外で高い評価を受けていた同社が、なぜ破綻に至ったのか。
○教育者でもあった創業者
○福岡の顔・九州の顔
○売上＝負債は当たり前
■検証・企業破綻
大手の商品力に屈し個性が発揮できず経営破綻
(株)大川家具市場
福岡県内に「大川家具市場Z館」という屋号で家具販売を行なっていた(株)大川家具市場が８月10日までに事業を停止し、事後処理を弁護士に一任。破産手続申請準備に入った。負債総額は約２億4,000万円。近年は売上不振に悩み、楽天市場などのインターネット通販も振るわず、最悪の結末を迎えてしまった。
○当初のコンセプト崩れる
○悪化する家具業界
○変化する風潮
■検証・企業破綻
大倒産時代がやってくる？ 中小企業金融円滑化法が抱える矛盾
今年の倒産件数は、ここ20年間でも最低水準で推移している。中小企業金融円滑化法の賜物だが、一方で隠れ不良債権が増加しているということでもある。本来なら円滑化法は一時的な延命措置であり、その間にデフレ脱却の処方箋が出されなければ意味をなさない。デフレが進行している状態では、借金を棚上げしていても重たさが増していくばかりだ。だが政府の財政・金融政策から、デフレ脱却の道筋は一向に見えてこない。このままでは大倒産時代が現実になる可能性がある。
○円滑化法は単なる借金棚上げ策か
○異常なまでに高い円滑化法の実行率
○求められるのは対応力とスピード
■流通大競争時代
下位企業の健闘目立つ福岡県食品スーパー18社業績
下位グループ善戦―本誌が集計した福岡県食品スーパー（SM）18社ランキングによると、売上高60～200億円の下位８社のうち、前期は6社が増収を計上。増収企業の比率は上位10社を上回った。規模がものを言う流通業界で、地域密着で着実に業績を上げたり、独自の経営戦略で成長を目指す企業もある。ただ、利益水準は全体に低く、収益力強化が課題になっている。
○下位５社が売上伸ばす
○地域密着で着実に拡大 ― アスタラビスタ
○今期念願の200億突破 ― マミーズ
○居抜きで100億に迫る ― ハイマート
○地盤の筑豊で安定収益 ― 川食
○収益力強化が課題
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