早くも「アイランドシティ・未来フォーラム」(第三者委員会)の会議が3回行なわれたようだ。年末までにはこの第三者委員会が「未来のアイランドシティプラン」を進言する。しかし、筆者は昨夜、「高島市長がプランを事業化できずに再選できない悪夢」をうなされながら見た。市長も覚悟は決めていると思うが「こども病院」のケースとは全く違う。重い。
「アイランドシティ・未来フォーラム」が議論している過程の一方で、福岡市のホームページでは「アイランドシティの不動産売却の入札」が告知されている。こんな支離滅裂なことが罷り通ることには唖然とする。福岡市の組織が縦割りに勝手に動いていることに、ある委員の1人が「我々はただひな壇に祭り上げられているだけなのか」と怒る。
もう1点、指摘しておきたい。最初の会議の冒頭において高島市長が「ぜひ、アジアに注目されるゾーン構想を提案していただきたい」という趣旨のあいさつをしたと聞く。参加者の意見としては、たとえば「『アジアの中で最高のエコ特区にしたい』というような高島市長の概要を提示してもらいたかった」というものがあった。
別の委員は、「我々へのプランニングの丸投げの様相を呈している。ところが、どの企画を練り上げるにしても、交通体系の先行投資が必要になってくる。せめて『福岡市としては交通インフラに関して予算を先行してつけますから、新しい交通体系プランでも積極的に提起してください』というリーダーシップが欲しい」という感想をもらした。高島市長!!首長の指導力の発揮に関して一段とレベルアップが求められていますぞ!!
【児玉】
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