今年に入り、関東地方に本社を置く食品会社が九州地区に営業展開をしている。初回から数回までは少額の取引であるが、その後大口の発注をし、商品だけを受け取って後は連絡が付かなくなるというような手口をとる。この手法自体は詐欺会社の典型的なパターンであり、何も新しい手法ではない。
実は、この詐欺会社はこれまでにも東日本地域で同様の手口を使って活動しており、過去には決済の不調もある。問題を起こすたびに、代表・本社所在地・社名を変えるなど、手口は巧妙だ。おそらく、東日本地域で悪行が知れ渡ったこともあり、まだあまり知られていない九州へ進出してきたと推測される。
【新田 祐介】
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