27日に行なわれた、サッカー・アジアクラブチームナンバーワンを決めるAFCチャンピオンズリーグの準々決勝で、セレッソ大阪と対戦した全北現代(韓国)のサポーターが掲げた垂れ幕が物議をかもしている。試合結果は、1対6のスコアでセレッソ大阪が敗北。
問題の垂れ幕は「日本の大地震をお祝います」と書かれてあり、全北現代側のスタンド側にあった。セレッソ大阪側の指摘を受けて試合途中に撤去されたが、関係者がAFCに抗議文を提出したという。
日韓関係の歴史を引きずった誹謗行為はこれまでもあり、正直「またか」という感すらある。しかしながら、いつも感じることは、なぜ、政府は抗議しないのだろうかということだ。弱腰の体制も度を過ぎれば、何か裏があるのではないかと勘繰りたくもなる。
一部から全体を否定することや偏見を持つことは禁物であるし、悪意はなかったのかもしれない。しかし、悪意があろうがなかろうが、事実は事実としてとらえ、毅然とした態度で訂正や撤回を求めるなどの対応をとることそのものが問われていることを自覚すべきではないだろうか。
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