<地方とのネットワーク強化>
福岡市は地方、そして集落との交流を強化していくことが必要となっていくでしょう。なぜなら、都市と地方は切っても切れない関係にあるからです。たとえば、北海道の知床のワカメは美味しく高級品と言われる。ではなぜ美味しいのか。知床では、過去に森林を伐採し過剰に開発が行なわれた時期がありました。並行して海の資源も痩せてきた。これに気付いた住民は質の良い海産物を育てるのには森を育てることが大切として植林を行なったと聞きました。森林を育てることで栄養分が海に注ぎ豊かになったのです。これは都市と地方の関係に似ていると思う。地方の豊かさか都市への豊かさに繋がっているのです。
そのためには、地方を豊かにするために福岡市は地方との「交流基金」なども計画してもいいのではないでしょうか。我々、都市部に住む人が地方に行き、人、金、物の交流を積極的に行なったら、地方の活力も必然とあがるはず。まさに森林を育てると一緒。掘り下げて話をすると地方、とくに過疎地に赴いて家族レベルの交流促進を行なったらどうでしょう。少子化で子どもが少なくなっている過疎地では喜ばれるし、子どもたちも都会でできない様々な体験ができます。このことが九州を代表する都市「福岡」だからこそできると思うから高島市長に提案するのです。まさしく、九州に対する恩返しとも言える『活性化』です。
有馬氏は、都市と地方のネットワーク強化を図ることが、産業が少ない福岡市にとって重要となると説く。
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