過酷な市況のなか、堅実な経営を実践して福岡地場マンションデベロッパー業界を牽引する(株)アライアンス。設立より福岡県の1,810戸を含め九州全域で2,500戸以上の販売実績を持っており、この9月には新社屋に移転してさらなる飛躍が期待される。群雄割拠のなか、自らの足元を照らしながらの"身の丈経営"を実践する同社代表の中垣昌康氏に、現況と今後の展望について話を聞いた。
<"身の丈経営"の実践>
――設立10周年おめでとうございます。昨今、業界はタイトな市況ですが、御社は今期28億円の売上高を計画されるなど、堅実な経営を続けていらっしゃいます。
中垣 "身の丈経営"マネジメントで、身の丈に合った販売戸数を割り出しました。貝塚の物件完売後の昨年7月、住宅再販事業であるアウトレットマンションの販売で鳥取県米子市の物件を開始しました。その時期、来年度から新規の物件に取りかからねばならないと、自社経営に関する分析を実施し、社内のスタッフ体制を全社19名体制で固めました。 そして資金面の課題です。現在、8行の金融機関とのお付き合いがありますが、どこも不動産関連ビジネスへの融資は大変シビアです。そのため、事業計画においてはロットを絞ろうという結論に至りました。販売の出口までを明確にしなければ融資が実現しませんし、ゼネコンに声をかけることもできません...(⇒つづきを読む)
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