9月30日、北九州市は北九州市トライアル発注認定商品を発表した。これは「北九州発!新商品創出事業」として北九州市産業経済局中小企業振興課が取り組んでいるもので、市の技術開発助成金制度などを活用して開発した新商品の販路開拓活動を支援する事業。
4回目となる今年は、以前NET-IBでも紹介した「アースクーター」(電動スクーター:楽しいアースクーター(株))に加え、「かわゆい花子」(酸素系洗浄剤:(有)タイシン九州)や「solana」(CCFL照明:(株)豊光社)が認定を受けた。
以上の3商品はひと口で言えば「エコ商品」ということになるだろう、各々が独特のコンセプトを有しているため、各社のHPはなかなかに面白い。なかでも、豊光社のHP上には「Solana」を車で踏んだり水を掛けたりする無茶苦茶な実験動画が披露されており、商品に対する溢れんばかりの自信が伝わってくる。
また、今回認定された商品を製造する企業の社長のなかには「この商品を世に広めることが、社会に対する私の最後の恩返し」と常々語るなど、「エコ」のひと言には収まらない泣き笑いのエピソードも隠れているようだ。
トライアル発注認定商品に選ばれた商品群は、ニーズに応じて市が随意契約で購入し、試用・活用する仕組みとなっているとのこと。当該企業に対してのみならず、北九州市の産業経済局にモニター評価を問い合わせてみるのも良いだろう。
【田口 芳州】
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