自動車用塗料販売大手の(株)江口巖商店(本社: 愛知県名古屋市南区 )がこのほど塗装するだけで13℃も低下させる遮熱塗料を開発し、販売している。これは「サーマル塗料HS-300」。サーマル塗料HS-300は水性アクリル樹脂が材質で、コンテナや屋根に使用する塗料だが、薄膜(0.2㎜)でも他社同様以上の性能が出せ塗料の使用量も減りコスト削減も可能。また、従来の反射型に加え、凹凸を付けることで光の反射集中を減らしているのが特長である。
工場の場合、屋根や外壁に直射日光が当たり、光の反射を受けた近隣の住民からクレームが付くことがある。しかし、この塗料を使用すれば反射光を拡散する上に、断熱効果もあることから、室内の冷暖房の効率も良くすることにつながる。コスト削減と二酸化炭素の削減にもつながる上に、1m2あたり材料と施工賃込みの施工費が3,500円とリーズナブル。しかも、同社で研修を受けた業者しか施工できない施工認定制度を設けているため、施工技術にブレがない。
<窓ガラスコーティング「エコキットクリアー」>
エコキットクリアーは、窓ガラスに塗るだけで紫外線や赤外線をカットしてくれるコーティング剤で、肌に有害な紫外線をカットするだけでなく、赤外線を65%カットし、夏場は室内温度を2~4℃下げ、冬場は室内熱が逃げない効果を持つ。従来のコーティング剤は主剤と硬化剤を混ぜて使用する2液型が多いが、「エコキットクリアー」は1液で混ぜる必要がなくそのまま使える。透明度が非常に高く(可視光線透過率83%)、硬さは7Hで、結露も半減させる効果もある。施工後は塗ってあることが判らない透明度と仕上がりで人気だ。
気になる施工料金は、1m2単価で9,000円~1万2,000円。他社が1万4,000円程度からで施工していることを考えれば、施工費用もリーズナブルとなっている。現在、写真のような飲食店や企業の事務室、同社によれば各種学校、車ディーラー、チェーン店などの施設などでも使用され、徐々に知名度も上がってきているそうだ。とくにショーウィンドウなどを用いて、"通行人に商品を見てもらいたい!"といった百貨店やアパレルショップなどにもおススメ商材である。
なお、このふたつのエコ塗料は、九州地区においては(有)和コーポレーション(本社:長崎県壱岐市、坂本和久社長)を地区代理店として、問い合せや受注を行なっている。
<お問い合わせ先>
九州地区代理店:(有)和コーポレーション 担当:坂本
TEL:090-3380-8459
総販売元:(株)江口巖商店 三好営業所 担当:延原(のぶはら)
TEL:0561-32-0111
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