(株)田中信鉄工所
柔軟な生産対応で回復なるか
肥後商事(株)
業績の下落傾向止まらず
■土木工事(福岡)/(株)上田組
受注不振 民事再生法適用申請 負債総額 約2億円
代 表 : 上田 恕
所在地 : 福岡県飯塚市太郎丸771-4
設 立 : 1982年5月
資本金 : 1,000万円
売上高 : (10/4)3億2,243万円
9月27日に福岡地裁飯塚支部に民事再生法の適用を申請していた同社は、翌28日、保全監督命令を受けた。申請代理人は池永修弁護士(弁護士法人奔流法律事務所池永オフィス、福岡市東区馬出2-1-22、電話:092-642-8521)ほか。監督委員は古本栄一弁護士(古本法律事務所、福岡県飯塚市吉原町6-1、電話:0948-26-1200)。負債総額は債権者約100名に対して約2億円が見込まれる。
■一般貨物自動車運送(北九州)/黒崎京築運送(株)
連鎖 民事再生法適用申請 負債総額 約7億3,500万円
代 表 : 中村 武司
所在地 : 北九州市八幡西区八枝2-2-18
設 立 : 1970年3月
資本金 : 2,500万円
売上高 : (11/3)約6億6,300万円
9月29日、同社は東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。申請代理人は鈴木学弁護士(西村あさひ法律事務所、東京都港区赤坂1-12-32、電話:03-5562-8500)ほか7名。負債総額は約7億3,500万円が見込まれる。
■金属製品加工ほか(熊本)/(株)三ツ矢エンジニアリング
採算割れ 破産手続申請準備中 負債総額 約8億円
代 表 : 光野 哲也
所在地 : 熊本県玉名郡南関町肥猪4002-1
設 立 : 1982年6月
資本金 : 8,500万円
売上高 : (11/3)3億1,629万円
同社は9月30日の決済が不調に終わり、破産手続申請の準備に入った。申請代理人は高見敏之弁護士(荒尾ひまわり基金法律事務所、熊本県荒尾市大正町1-2-3 、電話:0968-64-6670)。負債総額は約8億円が見込まれる。
■特集・地場ゼネコンの未来
建築請負からの脱却を目指すゼネコン 建設業界が進むべき道は
データ・マックス特別座談会
かつて世界屈指の投資規模を誇った建設業界だが、バブル経済の崩壊やリーマン・ショックの影響を受け、その規模は縮小を続けている。「斜陽産業」の烙印を押された建設業界は、どこに向かっていくのか。今回、データ・マックスでは特別座談会を開催。福岡の建設業を知り尽くす3人が、地場ゼネコン70社の現況と展望を語った。
○参加者
代表取締役社長 児玉 直
IB事業部リーダー 緒方 克美
住宅情報事業部リーダー 石崎 浩一郎
■特集・地場ゼネコンの未来
苦境下からの復活に見る経営者の胆力
日建建設(株)
2008年9月に発生したリーマン・ショックの後、市況の下落が顕著であった建設業界。日建建設(株)も同時期にその渦中にあり、経営再建を余儀なくされていた。一時期、経営が苦境下に立たされた状況のなか、どのような心境で復活への道を歩めたのか。同社代表取締役の金子幸生氏に、当時を振り返りながら話を聞いた。
○実績、信頼、ご縁が基本
○諦めない志が原点
○請負業を超える事業構築
■特集・地場ゼネコンの未来
全知全能を集結 地場名門企業の新たなる挑戦
大高建設(株)
物流・生産施設建設のパイオニアとして他の追随を許さない実績、高技術を有する大高建設(株)。確固たる受注基盤、ビジネスモデルのもと、50億円前後の安定した売上高を誇っていたが、2010年3月期の売上高は約14億円まで急落。地場名門企業に何があったのか。同社の歴史、現状、展望について考察していく。
○転換期に差しかかった同社の歴史
○年商は約半分の規模にコンプライアンスの壁
○求められる変化 20億規模でどう戦うか
■特集・地場ゼネコンの未来
事業承継の要諦は「突き放しか、懇切丁寧か」
コダマの核心レポート
『福岡県建設業者の市場』をまとめてみた。厳しい現実が浮き彫りにされている。まず、20億円規模を維持しないと経営の体をなさないという問題がクローズアップされる。また、この規模以上でないと、事業の承継・存続が極めて困難であることも認知される。建設事業会社における、『事業の承継・存続』の好対照的な事例を紹介しよう。
○自立心を支えに窮地から脱した ― 日建建設(株)
○落ち着くところに落ち着いた ― 大高建設(株)
■特集・地場ゼネコンの未来
ゼネコンレポートに見る業界の現状 業界衰退に歯止めはかかるか?
2011年・地場ゼネコン業界動向
今回、弊社発刊「ゼネコン特別レポート2011年版」の作成にあたり、福岡地区・九州地区のゼネコン計80社の調査を行なった結果、業界の現状や問題点が見えてきた。2011年度の建設投資は、東日本大震災の復旧工事を含むため前期比でやや回復傾向にあるが、業界各社は依然として厳しい業界環境に直面している。近年の公共工事の推移や今回の調査結果をもとに、現在の建設業界を紐解いていこう。
○建設投資の大幅減少 業界に吹き荒れる逆風
○過当競争が続く構図 地場ゼネコンの現況は
○70社の多くが増収傾向 生き残るべき業者像とは
■特集・地場ゼネコンの未来
生き残ったゼネコンと消えたゼネコン その明暗を分けたものは何か?
総括
経済成長と業界拡大により、ゼネコンと呼ばれる建設業者が数多く生まれた。だが、バブル経済の崩壊後、市場が縮小局面に入り、その数は年々目減りしている。福岡地区でも多くのゼネコンが市場から消えていった。果たして、現在まで生き残ったゼネコンと消えたゼネコンの明暗を分けたものは何だったのか。
○借入金の多寡が重要な要素
○技術力偏重では生き残れなかった
○公共工事に過度に依存しない体質
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