きょう(11日)、北海道電力(株)(本店:札幌市、佐藤佳孝社長)は、石狩湾新港地域に、LNG(液化天然ガス)火力発電所(コンバインドサイクル発電)を建設するという計画を発表した。電力需要と燃料種の多様化を図るため、また、将来的な電力の安定供給を確実なものとするため、同会社は、今年(2011年)3月31日、この火力発電所について導入することを発表していたが、建設場所は未定であった。同社は、電源の分散化、電力の代償地に近いということ、港湾などインフラが整備されている、といった点から、同地域での建設を決定したという。
日本の電気の6割は、火力発電に頼っている。燃料として、石油、石炭、天然ガスなどが使われ、LNGは、石油や石炭に比べてCO2の排出量が少ない発電方式だ。また、コンバインドサイクル発電とは、ガスタービンと蒸気タービンの組み合わせた発電方式で、需要の変化に対応した運転が可能、発電効率がよい。
同社は、「平成30年代前半には、初号機の運転開始を目指す」としている。
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