<減益も依然として高い利益率>
11日、低価格イタリアンレストランを全国で展開する(株)サイゼリヤ(本社:埼玉県吉川市、堀埜一成社長)が、2011年8月期の決算を発表した。同年同社は6月に、大阪で通算1,000店舗目(11年6月9日時点の営業店舗数は868店舗)の出店を達成。福岡においては10年3月に福岡1号店を出店後、11年10月11日現在で17店舗を開業。福岡のみならず全国で積極出店が続いている。
だが、11年8月期の連結売上高は前年対比+0.4%の微増となる998億6,000万円となった。前期(10年8月期)に10億円以上の増収で前年対比+12.6%の伸びを見せたことを鑑みれば、破竹の勢いを見せた外食企業の同社であっても、東日本大震災の発生によって、さらに悪化した個人消費の低迷には勝てなかったようだ。
一方、利益面では、営業利益が前年対比▲19.6%の115億5,200万円、経常利益が同比▲14.5%の119億8,200万円、当期純利益が同比▲25.1%の58億7,400万円と軒並み減収に。ただし、最終利益の当期純利益率は5.88%と高い利益率を賢持している。
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