11日、厚生労働省福岡労働局は、プラント設計会社のジャパンエンジニアリング(株)(本社:北九州市八幡西区)が2010年2月から11年6月までの17カ月間に渡り、従業員があたかも休業したかのように装い、国の雇用調整助成金約9,000万円を不正受給したと発表した。
これに対して、同社は返還命令に応じ、受け取った約9,000万円を返還しているが、承服できないとして国を相手に提訴する模様。
雇用調整助成金は、景気の変動、産業構造の変化その他経済上の理由により、事業活動の縮小を余儀なくされた事業主が、その雇用する労働者を一時的に休業、教育訓練または出向をさせた場合に、休業、教育訓練または出向に係る手当もしくは賃金などの一部を助成する制度であり、雇用保険制度の一環である。
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