(株)データマックスがまとめた『福岡県建設業者の市場』では、厳しい現実が浮き彫りにされている。まず、20億円規模を維持しないと経営の体をなさないという問題がクローズアップされる。また、この規模以上でないと、事業の承継・存続が極めて困難であることも認知される。建設事業会社における、『事業の承継・存続』の好対照的な事例を紹介しよう。
<自立心を支えに窮地から脱した日建建設(株)>
日建建設(株)(本社:福岡市中央区)の金子幸生社長は、2003年3月、35歳になる手前で3代目社長の座に就いた。同社は1946年10月に同氏の祖父・金子恒喜氏が創業したもので、地味ではあるが手堅い経営をしてきた。そして2代目を幸生社長の実父・博樹氏が継いで、3代目へとバトンタッチされたものである。博樹氏は幸生氏に経営権を譲ってからは、あまり干渉せずに経営を託した...(⇒つづきを読む)
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