16日に福岡市のふくふくプラザで、外国人による日本語スピーチコンテストが開かれ、福岡在住の外国人25人が日頃勉強している流ちょうな日本語でスピーチをおこなった。
外国人による日本語スピーチ大会は今年で9年目。日本語教室で学んでいる一般外国人の部と、日本語学校の学生の部に分かれて、25人がスピーチに臨んだ。
スピーチの時間は1人4分30秒以内で、テーマはフリー。参加者たちは、日本での生活で感じたこと、文化の違い、東日本大震災のことなど、思い思いのテーマを、流ちょうな日本語でスピーチしていた。日本語学校の部3位となった、西日本国際教育学院の中国人学生、キン・ランさんは、「幸せになれる方法」というテーマで、「いつも笑顔でいることが幸せになれる方法」とスピーチし、聴衆に向かって、「ハッピーになりましょう」と呼びかけた。
主催者によると、日本語の力だけでなく、間の取り方、文章の構成もしっかりしているものが多く、参加者のスピーチのレベルは年々上がってきているという。この大会をきっかけに、日本語を話すことにより、自信を持ってほしいと話している。
福岡都市圏には現在、40以上のボランティアによる日本語教室と約20カ所の日本語学校があり、福岡市の外国人登録者は現在2万4000人を超えている。
【杉本 尚丈】
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