数年後まで人口が増え続けるといわれている福岡市であるが、3月11日の東日本大震災にともなう福島第一原発事故によって、そのペースが速まっているとの見方が広まっている。
福岡市の統計情報によると、今年(2011年)10月1日時点の人口推計は147万9,516人。同年3月1日時点からすると、人口推計で1万1,852人の増加。前年同期と比較すると、人口推計で2,657人増(前年9,195人)となる。
また、3月1日から10月1日までの推移を見ると、前月比で増加数が多いものから4月4,123人増、5月2,136人増、9月1,995人増となっていた。
福島第一原発事故にともない、放射性物質への不安が福島県および近隣県で高まるなか、たとえば、「こどもの健康への影響をおそれて...」(30代男性)といった理由から福岡市へ移住している人は少なくはないようだ。福島県からは3月以降、6,000人が移住しているとの情報もあり、一方、福岡市近郊の周辺自治体からは、「有名芸能人が家を購入している」といった情報も寄せられている。
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