27日、福岡県筑紫野市内において廃棄物中間処理建設の説明会が地元住民に対して行なわれた。説明会を行なったのは筑紫野市に本社を構えるエコ・センチュリー21(株)。グループ会社の(株)環境施設が保有する同市内山家地区の敷地内に1日の処理能力が90トンの焼却施設を建設。さらに廃熱ボイラを併設して発電を行ない売電も行なうという。
説明会には福岡県や筑紫野市の関係職員と約240名の住民らが集まった。だが、開催直後から住民らの意見が続出して紛糾。説明会途中でほとんどの住民が席を立つ事態となった。住民らは「業者からの説明会とは聞いていない」「なぜ山家に焼却施設をつくらなければならないのか」など強い不快感を示している。エコ・センチュリー21の代表は「前もって区長や各戸に説明会への資料はお配りしていたので、趣旨はわかってもらえると思っていた。あらためて住民の皆さんへのご説明を行ないたい」としている。
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