<『愛妻家』であることを証明した手榴弾投げ込み事件>
人間は息を絶える直前、燃え尽きかけた蝋燭の芯から炎があがるかの如く、一瞬、意識を鮮明にして別れの仕草を行なうものです。新吾ちゃん!!貴方の権力地位が音をたてて崩れ去る前にも蝋燭の芯の炎が燃えあがりました。
それは今年(2011年)3月5日、手榴弾投げ込み事件があったときです。投げ込まれた場所は、福岡市中央区薬院の西部ガス社長・自宅、そして新吾ちゃん宅は福岡市東区アイランドシティの新興住宅街『照葉のまち』でしたね。事情を知らない一般人は「どうして九電の会長が新興住宅に住んでいるのだろうか?」と、疑問を抱いたはずです。
筆者が代わってその疑問に答えてあげましょう。新吾ちゃんの奥さん・英子さんは画家としてプロ級です。3カ月前にも経済人の展示会で英子さんの作品を観賞しました。「プロの水準」と、判定します。そのプロ並みの画家・英子さんにとって当然、アトリエが必要です。そこでアトリエと住宅が両立できる場所を探しました。結果、英子さんは「『照葉のまち』がぴったりだわ」と、選定したのです。新吾ちゃんは従順に従います。
疑問を抱いた方々、おわかりになられたですね。新吾ちゃんは真の愛妻家なのです。聞くところによると熱烈な恋愛結婚だったとのこと。ですから「手榴弾投げ込み事件は知られざる新吾ちゃんの愛妻家ぶり」を証明しました。世間が「九電の会長が新興住宅に住んでどうする」という下司の勘繰りに対して新吾ちゃんはまったく動揺しません。「英子の創作活動環境をどうベストにしてやるか」を考えることだけで頭のなかは満タンでありますから。疑問を持った方々、詮索をするのは勝手ですが、貴方たちは貴方の奥さんの能力をひき出すために新吾ちゃんの1割でも努力したことがありますか?
<3月11日・東日本大震災で『天変地異時代』に突入>
新吾ちゃんは愛すべきキャラクターを一杯持ち合わせています。ですが残念ながら、時代の激変=「今までの常識が非常識になる変化」には対応できませんでした。非情な荒波に翻弄されだしたのです。結果から断言しましょう。新吾ちゃんの権力執着ぶりが九州電力に大赤字決算(12年3月期)を招きます。周囲は「大赤字を生みだした無能な経営者・新吾ちゃんは辞める!!」という罵声を発するようになるでしょう。だからこそ「この今、潔く引退を決断すべきだ」と、勧告するのです。
新吾ちゃん!!冷静に頭を巡らせてください。『天変地異』とは政治の世界でも出現したではありませんか。自民党政権に代わって民主党政権が誕生したことです。下手すればあと2年民主党政権が続きます。当然、自民党時代のようなわけにはいきません。この大激変を冷静に認識すべきでした。
加えること福島第一原発の大惨事ですよ。原発が安全でないことが赤裸々になりました。東電単独では収拾できません。国家が前面にでて補償するしか方策がないことが判明しました。いずれ東電は、国有化(一時的にしろ)されます。九電力の親玉・東電が国有化されるのですよ!! やはり聡明な新吾ちゃんでも時代の制約の限界を突破できなかったようですね。「やらせメール」事件以降の後手後手の対応は「時代に逆行」していますからすべて裏目裏目になるのは必然でした。
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