<効果を裏づける実例環境省も実証>
現在、注目が高まる一方の多機能塗料「キルコート」。数値的にはどのような効果があがっているのか―。
昨年夏、屋根に「キルコート」が塗布された物流工場では、施工前の表面温度が109℃であったところ、施工後は表面温度が33℃まで下がり、76℃の温度差があったことが確認された。工場からは「塗る前は、エアコンの設定温度を20℃にしても室温は約29℃だったが、『キルコート』を塗った後は室温が24℃になり驚いた」という喜びの声があがっている。
これ以外にも、コンテナに塗布した場合の約8℃の室温降下、クリーニング工場の屋根に塗布した場合の表面温度約25℃の低下(約65℃から約40℃へ)および室内温度約4~6℃の低下など、効果の実例は枚挙にいとまがない。また室温降下により、小さなマンションでは、年間の電力の消費量で約25%近く節約になるという。『節電』が住まいのキーワードとなる時代にも適した塗料と言える。
また、普及が進んでいない先進的環境技術について、その環境保全効果などを第三者機関が客観的に実証する環境省の環境技術実証事業においても、「キルコート」は『ヒートアイランド対策技術分野』で実証されている(実証番号051-0958)。
<価格は他の塗料と同じ優れたコストパフォーマンス>
さまざまな機能が実証され、高い評価を受けている「キルコート」だが、現在で1缶12kgの標準価格が4万8,000円と、従来の塗料とほぼ変わらない。さらに水溶性であるため、使用の際、従来の塗料と違ってシンナーを使わない。そのため、シンナーの量の加減がわからない素人でも楽に使えるという。「キルコート」は、その場で缶をあけて、棒でかき回したら、ローラーやスプレー缶などで塗るだけ。カラーバリエーションも豊富で用途面においてもパフォーマンス性は高い。
また、(財)日本塗料検査協会のホルムアルデヒド放散量試験では、評価基準が0.12mg/lのところ、「キルコート」は0.06mg/lでクリア。安心・安全面にも問題がない。大規模な施工はもちろんのこと、個人使用にも対応できるのも特長の1つにあげて良いだろう。
製造元のシンマテリアルは、配布資料のなかで「今までは一般的に塗料そのものが単機能であり、塗るだけで済んでいましたが、多機能ハイブリッド塗料『キルコート』の出現により塗料の世界は変わりました。優れたマルチ機能により、適用領域・用途は格段の広さに発展し、ソリューション志向の塗りによる各種の難問解決が可能となりました」としている。
昨今、世界的に原発依存のエネルギー政策が問われているなか、塗料の面から省エネ・CO2削減に大きく貢献する「キルコート」の登場は、明るい話題の1つと言える。
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