大手ドラッグストアチェーンの(株)サンドラッグ傘下のダイレックス(株)が筑紫野店を11月10日にリニューアルオープンする。移転先は福岡県筑紫野市美しが丘南3-1-2のレンタルビデオ店跡。従来の店舗は移転先の真向かいの同市美しが丘南3-2-1にあったが今年10月9日に閉店し、既存店舗を取り壊して更地した後、駐車場にした。向かい側のレンタルビデオ店を取り壊し、店舗を新設することで、従来よりも広い売場面積と駐車場も多く確保。よって既存店のリニューアルというよりも移転オープンとも捉えることができる。通常、既存店のリニューアルの場合、一旦、店舗を閉店した後、店舗改装工事などを行なうが、今回は居抜き改装ではなく、投資コストのかかる新築移転オープン。出資を抑える傾向にある近年の流通小売業界においては大変稀なケースとも言える。
(株)サンドラッグの2011年3月期連結決算は、売上高3,606億円(前年対比+26.9%)、経常利益198億円(前年対比+20.1%)と右肩上がりの成長を継続中。親会社の潤沢な投資資金により積極出店と改装を行なうことができるダイレックスは、九州の小売業界において注目の的となっている。
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